――収録後のご感想は?
口が軽く失言も多いという設定だと資料には書いてあったんですが、
いやはや、それだけではないなと。表面的なものとは違った真のカイトを演じるのは、
とても楽しかったです。

――世界観の印象は?
自分らが日ごろ生きている世界とは別の世界、
ヨーロッパ的なファンタジー世界っぽい雰囲気のようでいて、
現代の日本に通じるところもあるんですよね。
「剣と魔法の世界」のような、いかにもなファンタジー設定は
ちょっと苦手なので、ほどよいバランスが心地良かったです。
自分的にフィットする世界だなと思いました。

――カイトルートの恋愛観の印象は?
彼は、軽口を叩くような人ではあるんですが、言葉より臆病な部分もあったりして。
自分は、こうと決めたらグイグイ行くタイプなので、ナイーブな面への共感は
あまりないんですが……理解はできます。
物凄く若いというか、青いというか……まあ、18歳ですしね(笑)
「青春してるな」っていう感じで、可愛いなって思いました。

――カイトの設定やシナリオを読んだ時の印象は?
今時の若者って感じですが、心の中に大きな傷みたいなものを持っているカイト。
それが彼の今のスタイルに大きく影響を与えているわけですが、
シナリオを進めていくと、カタルシスを得られるような流れがきちんとあります。
抑圧された心を持っているキャラクターを演じていると、演じてる自分も同時にたまってくるものがあるので、
自分も解放される気持ちになれるので良かったです。

――演じた際に、苦労したことや気をつけたことは?
設定年齢が若かったので、「若く」。これが一番気をつけた点ですね。
油断するとどんどん年齢が上がってしまうので、気づいたら20代、下手したらもっと上に
いっちゃう可能性もありますので、若く若くを意識しておりました(笑)

――印象に残ったシーンや聴き所は?
彼のシナリオの根幹になってくると思うんですけれども、
内に抱えている心の傷というか悩みというか、そういったものと向き合って葛藤するところですね。
一番、自分の心情を吐露するところなので演じ甲斐もありますし。
あとは、ヒロインとの恋愛も!

――カイトの魅力は?
素直じゃないが、困っている人がいると思わず助けてしてしまうところでしょうか。
どうせやるんだったら、何も言わずにやった方が格好良いと思うんですが、ついつい余計な一言が出てしまう。
そういう部分は親近感を覚えます(笑)。
あと、カイトは凄く背伸びしてるように感じるんですよね。でもイマイチやりきれていない。
「頑張ってるけどちょっとダメ」みたいな弱さも、彼の魅力ではないかと。

――カイト以外で、気になる・演じてみたいと思うキャラは?
よくこういう質問を訊かれるんですが、自分のキャラクター以外に浮気はしないタイプなので、カイト一択ですね。
気になるということでしたら、ヒロインもですね(笑)。

――今回囁きで使用したダミーヘッドマイクで演じてみてのご感想は?
バイノーラル録音が持つ破壊力は非常に良く存じております。
聴いて下さった方が、よりキャラクターに親近感を持って頂ける様なものになっていれば幸いです。
これは間違いなくヘッドホンでお楽しみ頂くものですので、ぜひ目を瞑ってご賞味下さい。

――発売を待っているファンの皆さんにメッセージを
今あなたが住む世界とは別の世界で繰り広げられる物語ですが、敷居は決して高くありません。
ぜひプレイして、華麗なるイケメン達とのLove affairをお楽しみ下さい。
宜しくお願いします。


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