――収録後のご感想は?
とてもボリュームがある感じがしましたね。
読んでも読んでも終わらない……やっと終わったって感じなところがあります。

――世界観の印象は?
高級なイメージがありました。
他のルートはあまり分からないですけど、ウィリアムルートに関しては高級感あふれる、
お茶を飲みながら楽しむみたいな、優雅な印象を受けました。

――ウィリアムルートの恋愛観の印象は?
とっても難しいところだなあと思ったのは、
設定として「城から抜け出した王子」ではなく、「お城にいるちゃんとした王子」だったので、
恋愛の壁っていうのはどうなるのかなあって思いました。
価値観の違いとか、その辺がどういう風に行くのかなあと思ったんですけど、
やっぱり恋愛は人と人でやるものなので、そういう意味では自然と入り込めるような
ルートになっているなという印象を受けました。

――ウィリアムの設定やシナリオを読んだ時の印象は?
いつもにこにこしてて、穏やか〜な感じで、裏があるのかなあと思ったら、
やっぱりキャラクターも笑顔一辺倒ではなかったですね。
特にヒロインとの感情で揺れ動くところってのは……詳細は秘密です(笑)
でも基本、7割ぐらいはにこにこしてます。
「笑いすぎじゃないのか?」っていうくらい、よ〜く笑ってます。
「馬鹿にしてんのか!?」と思われるかもしれませんけど、馬鹿にしてないです。
心がこもってないようでこもってるんです。
そういう性格で王子だからしょうがないです(笑)

――演じた際に、苦労したことや気をつけたことは?
とてもか細い声で喋ってるので、凄く気を遣いましたね。
凄く『〜なのでしょうか』とかの上品な台詞が多いので
下世話にならないよう「高貴に!」と自分が出ないように頑張りました。
その辺が凄く難しかったというか、気を遣いましたね。

――印象に残ったシーンや聴き所は?
“ブロキュスの籠”が言いにくいとこ!
『ロアクリスト』『瑠奈も』とか『瑠奈の』とか、“瑠奈”が意外と言いにくいので、
その辺をぜひ聴いてください(笑)
キャラに関してだと、ウィリアムは普段安定しているんですけど、
ある感情が凄く表に出る時だけは普段との「差」を存分に味わって頂きたいです。
その部分は、ぜひ聴いてほしいと思います。

――ウィリアムの魅力は?
ウィリアムは、持ってるものが凄いですからね地位と名誉と金でしょう(笑)。
性格的に穏やかだし、一緒にいて凄く安心できると思うので、
ウィリアムは、良い旦那さんになるタイプだと思います。
刺激的かと言ったら……優しすぎるなどの面で物足りないかもしれないですけど(笑)
笑顔をベースにした安定感があるのは大事だと思うので、そこが魅力に繋がるかなと思います。

――ウィリアム以外で、気になる・演じてみたいと思うキャラは?
みんな気になりますけどね……
たまには、マクシミリアンみたいなキャラはやってみたいなとは思います。
「ちょっと何考えてんだろ」みたいなキャラクター。
僕があんまりやったことないのが、ダレンみたいなキャラなんですよ。
でも、カイトもフランシスも気になります。
どのキャラも捨てがたい……やっぱり僕はウィリアムで(笑)

――今回囁きで使用したダミーヘッドマイクで演じてみてのご感想は?
“恥ずかしい”ですね。
でも、ダミーヘッドって臨場感であるので、凄いなと思いました。
声優の声の表現というなかでは、最も表現出来るやり方の一つではないのかなと思います。
やっぱり声しかないので。
声で縦の距離っていうのは出せるんですけど、横が出せないんです、どうしても。
距離感、相手との話の距離とか心の距離とか実際の距離は出せても、周り込むっていうことが
声では表現出来ないので、そこを凄くフォローしてくれるのは、非常に良い相棒だなっていう感じがしてます。
まあ、色も黒くて無表情で、ちょっとなで肩でちょっとがりがりですけどね(笑)

――発売を待っているファンの皆さんにメッセージを
もちろんプレイして頂いて楽しんで頂けるのが大前提なんですけど、
「私の旦那はウィリアムなの」って紹介してもらえるように僕頑張りました!
たまに守ってあげたくなるぐらいのキャラクターだと思いますし、
ちょっと中性的なんですけども、可愛がって頂ければ嬉しいです。
ぜひこのウィリアムな世界、ぽややんとした世界に浸って堪能して頂ければと思います(笑)


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